大学院のスーパービジョン(カウンセリング指導)について紹介します!

大学院

こんにちは!こめこです!

今回は、大学院で行われているスーパービジョン(カウンセリング指導)についてお話します!

スーパービジョン(カウンセリング指導)について

カウンセリング指導のことを専門用語でスーパービジョンといいます。かっこよくないですか?笑

スーパービジョンでは、クライエント(カウンセリングを受けに来る人)がカウンセリングでどのようなことを話しているのか。そしてそれに対して自分(カウンセラー)がどのように受け答えしているのかということを指導者の方に報告します。そして、クライエントがどう思っているのか、どのように変化しているのか、カウンセラー自身はどう思っているのかということについて話し合います。

スーパービジョンは初学者のカウンセラーだけでなく、ある程度経験を積んだカウンセラーでも受けているそうです。大学院の先生からはスーパービジョンはずっと受け続けた方がいいと言われました。それほどスーパービジョンは重要なものなのです。

カウンセリングのことを誰にも相談せずに自分一人で進めているとどうしても見落としてしまう部分もあると思います。そういった見落としの予防としても、スーパービジョンは重要な役目を果たしていると言えます。

ただ、クライエントにとって自分が話した秘密を知らない人に伝えられるのはいい気はしません。カウンセラーの人を信用して、この人だったら話をしてもいいと思って喋った秘密が誰かに筒抜けになっていたら不信感で本当のことを話せなくなりますよね。

ですから、スーパービジョンを受ける際には必ずクライエントに了承をしてもらいます。なぜスーパービジョンを受ける必要があるのかということをクライエントに説明し、納得してもらった場合にクライエントの情報を共有します。もちろん、クライエントが拒否した場合にはスーパービジョンで話すことはしません。

大学院のスーパービジョン

私が通っている大学院では、学生1人につき2名スーパービジョンを行ってくれる先生が付きます。スーパービジョンの方法は先生によって異なりますが、だいたい1週間に1回1時間ほどの頻度で行います。
先生によっては、カウンセリングを逐語にし、逐語録を見ながらスーパービジョンを行うこともあるそうです。

私を担当してくれる先生は、実際にスーパービジョンが始まる前に、先生が受け持っている学生を集めてオリエンテーションを開いてくれました。

オリエンテーションでは、架空のケースを用いて初回カウンセリングのロールプレイを行いました。先生がクライエント役、1年生がカウンセラー役で15分ほど面接をしてみて、それを先輩方が見ているという形で行いました。

ロールプレイが終わった後、見ていた先輩や先生方からアドバイスをもらいながらディスカッションをしました。 自分のカウンセリングを人に見られるのは気恥しい部分もありましたが、実際に自分のカウンセリングを見てもらい、アドバイスや自分の癖について指摘してもらったことで、カウンセリングの際に抑えておくポイントについて理解するきっかけになりました。

実際のアドバイス

①初回のカウンセリングなら、様々な情報を聞いてその人の全体像の理解に努めた方が良い

②狭く深く話を聞くのは初回のカウンセリングではまだ早い

初回カウンセリングでは、クライエントが悩んでいること、どのような環境なのか知るということが大きな目的の1つになります。

初回カウンセリングで担当した人と、今後担当するカウンセラーが違う場合もあります。その時、クライエントの情報が少ないと、この人はどんな人なのか想像することが難しくなります。今後のカウンセリングのためにも、初めはクライエントの様々な部分に焦点を当て、話を聞いていくことを意識した方がよいとアドバイスをもらいました。

②これは①と似ているところもあります。カウンセラーとクライエントはその日初めて出会ったばかりです。信頼関係もまだ構築しきれていないため、どのような話をどこまで聞くのかについては慎重に考えていかなければなりません。そのため、初回カウンセリングでは様々な話を浅く広く聞くのが良いとされています。

関係性が構築されてないのにいきなり深い話をしても本心を語ってくれるとは限りません。また、クライエントが深い話に耐えられない場合もあります。 そのため、初回は浅い話でもいいので様々な側面(家族、仕事、学校、友人関係等)から話を聞くことがよいそうです。

※このアドバイスが100%正しいというわけではありません。指導者によっては違う意見を持っている人もいるかもしれません。また、クライエントによっても望ましい対応が変わってきます。あくまでも今回の事例の場合はということをご了承ください。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます!
カウンセリングを始めたばかりの人は分からないことが多いです。技術面でもベテランの方に劣ることもあります。

そういった点を補填するためにスーパービジョンがあります。せっかく相談をしてくださったクライエントの思いを無駄にしないためにも新米カウンセラーにとってスーパービジョンはとても重要です。

カウンセリングを受ける際、新米カウンセラーが担当になると何となく不安になると思います(私がクライエントでも思います)。ですが、新米カウンセラーはスーパービジョンを受けている可能性があります。スーパービジョンではなくても同じ職場の先輩カウンセラーに相談したりしている場合もあります。

直接悩みを相談しているのは、目の前のカウンセラーかもしれませんが、その後ろにはたくさんの人がいて、クライエントについて助言をしている可能性が高いです。
もし、カウンセリングを受ける場合、その点は安心してカウンセリングを受けてみてください。

それでは!

またね~

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