
こんにちは!こめこです!
大学院入試において切っても切り離せない分野、それは・・・「英語」です
私は英語が大の苦手です・・・大学入試が終わった時に、これでもう英語とは、おさらばだ!!
と、思っていたのに再び対峙することになるとは
そんな英語が大の苦手な私が大学院入試に向けてどんな勉強をしていたのかについてお伝えします!
この記事を書いた人
この記事で分かること
英語試験の出題形式
実践的な 参考書+ノート学習法
頻出単語 BEST10
勉強スケジュール
大学院入試で英語が大切な理由
そもそもどうして大学院入試で英語が重要視されるのでしょうか?
以下に理由をまとめてみました!
①配点が高い
英語は意外と配点が大きいんです。大体、3・4割くらいの配分になっています。なので、専門科目で点を取っても英語の点数が足りないと、足切り…なんてことも起こるかも!?
長文読解は練習すればグンと得点アップしやすいので、早めに取り組んで得点源にしちゃいましょう!
②研究計画書を書くうえでの必須ツール
大学院では海外の論文や教科書をガンガン読んで研究を進めることもあります。
そのため、英語のリーディング力はマストです!入試対策として長文を読み込むことで、「この論文、使えそう!」と必要な論文を瞬時にピックアップできる力が身につきます!

英語対策はただの暗記科目ではなく、その先の研究生活にもすごく役立つ武器になるんです!
試験概要・対策ポイント
試験概要
私が受験した大学院の英語の試験は主に
・穴埋め
・長文読解
の2部構成になっていました。穴埋め、長文読解で使われている英文は全て心理学に関わるものでした。長文の内容は、心理の専門用語についての説明や過去に行われた実験について述べられているものが多かったです。受験校の出題形式に沿った勉強をしようと思い、穴埋めと長文読解の対策を重点的に行いました。
受験時間は60分~90分くらいが目安です

受験する大学院によって、形式は様々ですが、穴埋め問題、長文読解、要約、和訳問題などが出題される可能性があります。
どんな問題が出題されているか志望校の過去問をチェックしてみてね!
対策ポイント
文法・語彙の基礎固め
心理英単語帳を使って毎日10~20語ずつ単語を覚えていこう!
一気に覚えるのは無理!毎日少しずつ覚えていきましょうね~
文法の勉強は高校の時に使用していた参考書を使っていました。
パラグラフ読解演習
本番と同形式の過去問や問題集を時間制限付きで解いてみよう!
時間配分も受験の鍵なので必ず時間を測ってやってみて下さい!
要約・和訳トレーニング
まずは自分で解いてみる!そのあと、DeeplやChatGPTなどを使って翻訳してみて、自分の訳と見比べてみて下さい!

私が受験した大学院の長文は実際の英語の論文から引っ張ってきたものでした。なので、普段から英語の論文に触れておくと、それだけで試験対策になると思います!
使用した参考書・勉強方法
参考書:長文対策
英語の試験対策として私が使っていた参考書はナツメ社が出版している「心理英語 読解&文法マスター」です。

この本には、主に中文~長文が載っています。また、各文の難易度も記載されているので自分の受験する大学院の難易度に合わせて勉強できます。巻末には文法の解説も載っているので、文法が分からない際に参考にしていました。
メリット
初めは簡単な内容+中文くらいの長さの問題が出題されるので徐々に英文に慣れることができます!
英文の内容が「愛着」などの心理の専門用語に関する説明なので、英語の勉強をしながら心理学の勉強も同時にできます!
デメリット
文法や熟語に関する解説が少ないのがデメリットだと感じます。あくまでも長文読解の参考書なので、文法や熟語に関する解説にそこまでページを割いていませんでした。
文法・熟語に関しては高校の時に使用していた参考書を使って勉強するのがおすすめ!
参考書:英単語
心理の英単語を覚える際にはナツメ社が出版している「心理院単」を使用していました。

心理英単語の中には日本語になっても意味の分からない単語もあります。その場合、日本語の単語も調べて、その意味を単語帳に書き込むことで自然と英単語も覚えれるようになりました。
例
英単語 attachment 日本語訳 愛着→愛着ってなんだ…
愛着について調べて、単語帳に書く
⇒英単語も日本語の意味も覚えられる!!!
という感じです!

私は英単語を覚えるのがとにかく苦手だったので、受験の1年半くらい前から
勉強をしていました。
英単語に関しては反復あるのみです!
参考書を使った勉強方法
用意するもの
・参考書(今回は「心理英語 読解&文法マスター」を例に進めていきます)
・参考書の本文のコピー
・ノート
手順
- ノートに何も見ず(大学院入試で英和辞典の使用が許可されている場合は使ってかまいません)に全文和訳する
- 回答を見て、間違っていた内容を修正
- 本文をコピーしたものをノートに貼り、文法の規則や分からなかった単語を書き込みながらもう一度和訳する

手順1~3を1通りやってみると、上の画像のような感じになります。

①に自力で解いた和訳が書かれています
②はコピーした本文です。だいたい1段落ずつに区切って解説を見ながら文法の規則や分からない単語について書き込みをしています。
③では解説を見ながらもう一度和訳しています。本文で使われていた重要な熟語があればそれも記載しています。
過去問を使った勉強方法
参考書だけではなく、自分が受験しようとしている大学院の過去問を取り寄せて解くことで、各大学院の出題傾向が分かります!

大学院のホームページから過去問を閲覧できたり、連絡すると過去問を郵送してもらったりできるので是非過去問は取得してください!オープンキャンパスに行くともらえる場合もあります。
主な勉強法は、参考書を使った勉強法と同じです。ノートも先ほど載せたものと同じ構成で使っていました。
しかし、ここで問題になってくるのが回答が過去問には載っていないということです。私の大学院の過去問は、心理学領域・英語どちらも回答が載っていませんでした
和訳の答え合わせに使用していたサイトがDeepLというサイトです。
このサイトは大学の先生も英語の論文を読む際に使用していると言っていました。とても流暢な日本語に訳してくれるので受験勉強の時は重宝していました。お金を払えばPDF形式になっている英語の論文を訳してくれるみたいです。

答えくらい教えてくれてもいいじゃないか!と当時は愚痴を吐いていました
DeepLの和訳と自分の訳を見比べて、間違った部分・言い回しを変えた方が良い部分を探していました。また、DeepL内で分からなかった熟語はその都度検索していました。

全文和訳の練習をすると単語・文法・意訳の総合的な力がつくと感じました!
ただ、時間がかかりますし、体力がいる作業なので早めにやっておくのがおすすめです!
大学院英語入試で頻出の心理学用語10選
ちょっとだけお勉強タイム!!
入試対策として心理に関する単語で重要な単語を10個ピックアップしました。どれも基礎的な用語ではありますが、基礎の単語が分からないと英文全体の理解が難しくなってきますので、是非この機会に覚えてみてください!
No. | 英単語 | 日本語訳 | 説明 |
1 | psychopathology | 精神病理学 | 精神疾患や異常行動の原因・メカニズムを研究する分野。 |
2 | neurodevelopment | 神経発達 | 脳と神経系が発達していく過程。 |
3 | executive function | 実行機能 | 目標に向かって行動をコントロールする能力(計画・抑制・柔軟性)。 |
4 | neuroplasticity | 神経可塑性 | 経験や学習に応じて脳が変化する能力。 |
5 | attachment theory | 愛着理論 | 子どもと養育者との関係が心の発達に及ぼす影響を説く理論。 |
6 | self-efficacy | 自己効力感 | 「自分はできる」という感覚や自信。 |
7 | meta-cognition | メタ認知 | 自分の考え方や学習方法を客観的に理解・管理する力。 |
8 | cognitive-behavioral therapy | 認知行動療法 | 考え方と行動を修正して心の問題を改善する心理療法。 |
9 | theory of mind | 心の理論 | 他人にも独自の考えや感情があると理解する能力。 |
10 | developmental psychopathology | 発達精神病理学 | 発達の中で心の病のリスクや現れ方を研究する分野。 |
日本語訳を覚えるための練習シートを作ったので、是非活用してください!
勉強スケジュール
先述したように、英語の試験は様々な形式の問題が出題されます。また、文法問題と長文問題で勉強の方法も変わってきます。
私は勉強する場所や時間帯に合わせて、取り組む勉強の種類を変えていました。
英単語・文法
これらの勉強は隙間時間を活用して行える勉強でした。そのため、電車の中などで勉強していることが多かったです。
単語帳を見るだけではなく音声で聞いたりしていました。また、夜寝る前に単語帳を見ることも多かったです。

単語・文法を覚えるには反復が大切なので、とにかく単語帳を何周もする!というのを目標にしていました!トータルで10周近くはやったかもしれません
長文読解・和訳
集中力と、ある程度のまとまった時間が必要だったので、朝や午前中に長文・和訳の問題を解くことが多かったです。学校に行く前に家で勉強したり、大学の図書館などの静かな場所で勉強するのがおすすめです。

制限時間2時間!といった制限を設けると集中して勉強することが出来ますし、優先的に自分が覚えないといけないことを取捨選択できるようになりますよ!
質問コーナー
英語の勉強をする中で気になることをQ&A方式でまとめてみました!

まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます!
英語は1ヶ月2か月では成果が出にくい教科なので、早いうちから対策をしておくことをおすすめします!はじめから全部やろうとするのではなく、単語帳を見たり、簡単な英文を読むといったことから始めると、無理なく英語の勉強ができると思います。
英語を得点源にすると合格の確立がグンっと上がると思いますので、是非コツコツ続けてみて下さい!
それでは!

またね~
英語以外の試験対策について知りたい方
大学院生活について知りたい方
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