子どものカウンセリング!遊戯療法・プレイセラピーについて紹介【実習】

大学院

こんにちは!こめこです!

今回は、大学院での実習についてお話をしていきます。今回は子どものカウンセリングとして有名な遊戯療法(プレイセラピー)の実習を行いました。
遊戯療法とはどのようなものなのか?実習ではどのようなことをしているのかを知ってもらえたらと思います!

遊戯療法・プレイセラピーとは

 子ども(就学前の子や小学1.2年生)に対して行うカウンセリングの方法は言葉を使ったカウンセリング(一般的に想像する面接室で行うようなカウンセリング)だけではなく、おもちゃが沢山ある部屋(プレイルーム)で遊びを通して子供の気持ちを知ろうというカウンセリング方法があります。これを遊戯療法(プレイセラピー)といいます。

遊戯療法では子どもの遊びに参加したり、子どもの遊びを観察することで、目の前の子が何を感じているのか何を思って行動したのか
また、その場面を通して自分たち(カウンセラー)は何を思ったのかということを考えていきます。

 遊戯療法では、遊びを通して自分(子ども)が抱えている問題に取り組むことで次第に日常生活でもその子らしく生活できるようになると考えています。

遊戯療法の実習

遊戯療法の練習として、実習参加に同意してくださった幼稚園、保育園の子と大学院生が1対1で遊ぶという「遊戯療法実習」というものがあります。

実習の手順は以下のようになります

実習に参加する子と対面、その場で自己紹介

子供と院生がプレイルームに入室しそこで30分過ごす

時間になったら退出→解散

実習参加者以外の学生の過ごし方

子どもと遊べる学生は1日1人だけなので、実習当日は遊びの担当ではない人もいます。実習の日が来るごとに遊ぶ学生をローテーションして、最終的に全員が子どもと遊びます。

子どもと学生が遊ぶ部屋(プレイルーム)は、マジックミラーになっており、中の様子を外からも観察できます。そのため、当日実習担当でない学生はマジックミラーごしに実習の様子を観察します。
また、プレイルーム内には撮影器具もあるため、撮影した映像を実習後に教室で見てディスカッションも行います。

実習終了後の流れ

実習風景の動画を見終わった後に、実施者が感想を言ってからディスカッションが始まります。

ディスカッションの内容では、学生のこの動き・発言あんまりよくないんじゃない?子供の遊びを制限してない?終わりの時間になったらもう少しちゃんと終わりだよって伝えないと分からないよ?
といった結構厳しめの意見が他の学生から出されることがあります。

大学生の時は、批判的な意見を持っていても、それは言わずににディスカッションすることが多かったです。そのため、批判的な意見が多く出るディスカッションは新鮮な感じがしました。大学院生のディスカッションはこのくらいズバズバ言うんだ・言っていいんだって思いました。

ただ、言われた方は結構イラついたりしてますけどね(笑)私もそうでした(笑)
それが出来たら苦労しないんです!!って心の中で言ってましたよ(笑)

実習課題

授業が終わった後は、レポート課題が出されます。レポートはその日にあった実習の動画を見て、行動記録と考察を書くというものです。
これを実習の間ずっと続けます。

私の中ではこの課題が結構きついなと思います。量が多いということもありますが、園児の心の中でどのような動きがあったのか?2人の関係性はどのように変化していったのか?ということを考えるのに頭を悩ませました。

ただ、このように考えるのはカウンセリングをするようになったら必須の技術です。私がしんどいって感じるのはこういったものの見方にまだ慣れていないからだと思っています。 もう少ししたら実際にクライエント(カウンセリングを受ける人)の方とカウンセリングがスタートするので、今のうちからやり取りの中でその人の内面でどのようなことが起こっているのかということを考察するクセをつけていきたいと思います。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます!

遊戯療法は、言葉で自分のことを説明するのが難しい方にとって、とても良い心理療法だと思います。子どもだけではなく、大人の方でも時には遊戯療法をしてみるのも良いのではないか?という意見も先生から出ました。

もし、心理療法を受けたいけど言葉ではなかなか伝えられない…と不安を抱いている場合は遊戯療法も1つの選択肢としてあるということを知ってもらえたら嬉しいです。

それでは!

またね~

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