こんにちは!こめこです!
皆さんが普段関わらないと行けない人の中でモチベーションが低い人はいますか?また、そういった方と接する際に意識していることはありますか?
実は、カウンセリングを受けに来る方の中にもモチベーションが低い方がいらっしゃいます。今回は、そういった方々と接する際のポイントについてお話したいと思います。今回のポイントが、皆さんが日常生活でモチベーションが低い人と接する際に役立ってくれれば幸いです。
カウンセリングを受ける人の中でモチベーションが低い人がいる理由
クライエント(カウンセリングを受けに来る人)の方でモチベーションが低い理由は主に不本意にカウンセリングを受けさせられたという方です。
自分では困っていることはないのに先生や親、医師に言われてカウセリングにやって来た人はモチベーションが低いことが多いです。
そのため、こうなりたい!変わりたい!という目的もないため最初のうちはカウンセリングの進行もゆっくりです。
カウンセラーの質問に対しても「ふつう」「別に」といった返答しか返ってこないといったこともあります。
こういった方と話をする時対応する方も緊張したり、困ってしまうこともあります。
モチベーションが低い方との接し方
モチベーションの低い方と接する際、まず大切になるのは信頼関係の構築です。カウンセリングの場合、どうしたら主訴(クライエントの抱えている困り事)を軽減できるかを考える前に、悩み事を話していもいいと思ってもらうことが大切です。初めのうちは悩みを聞くよりもクライエントと打ち解けることに注力します。
信頼関係が築けてくると、クライエントの方から自然と困り事を話してくれることが多いです。
恐らくこれは日常生活でも一緒だと思います。モチベーションが低い同僚と接する時、仕事の話ではない話題でコミュニケーションを取ることで、その方との信頼関係が構築しやすくなるのではないでしょうか。
そしたら後日、同僚の方から仕事に関する悩みなどの話をしてくるかもしれません。もしくは、こちらから仕事の話をしても抵抗なく聞き入れてくれるかもしれません。
話す内容
では、モチベーションが低い方と接する時、どのように話をすればいいのか具体例をあげて説明していきます。
今回はカウンセリングルームにやって来た男子高校生A君を例に考えていきます。
A君の特徴
・学校にあまりいかず、日中は年上の人と遊んでいる
・飲酒や喫煙をしている
・カウンセリングルームには親に行けと言われたから来ただけで、自分には困っていることはない
このような特徴を持ったA君についてどこからアプローチしたらよいでしょうか?
私だったら、どんなお酒を飲んでいるのか・タバコの銘柄は何か?といった話をしていきます。カウンセリングのモチベーションが低いA君とは現在の困り事や今後の展望について考えるよりも、今A君が興味を持っている部分に焦点を当てた話をすることを優先的に考えます。このような切り口から会話をはじめ、その中で友人のこと・家族のことを少しずつ聞いていけるといいと思います。
話を広げる時のポイント
これはモチベーションの高低に関係ないですが、その人が抵抗が少ないところから話してもらうのが望ましいです。
たとえば先程のA君の場合だと、いきなり「今後どうなっていきたいのか?」「学校に行かない理由は?」という質問は彼にとって抵抗の大きいものかもしれません。
そういった質問よりも、より日常会話に近い内容の方が彼にとっては抵抗が少ないかもしれません。
もちろん、人によっては最初から、現在の悩みや今後のことについて話をしたがる人もいます。そこの見極めも重要になると思います。
自分がどんな態度で臨むか
私がモチベーションが低い方と接する時に気をつけていることは以下の通りです。
正論をぶつけない
まずは、正論をぶつけないということです。モチベーションが低い方の話を聞いてるとどうしても正論をぶつけたくなってしまいます。そして、その正論は実際には正しいもので、相手もそのことを分かっているはずです。
ですが、正論を言ったところで相手のモチベーションは上がりません。それどころか、信頼関係構築も危うくなってしまいます。
モチベーションが低い方に対して、言い返したい!という気持ちはあるかもしれませんが、それは心の中だけで留める方が良いかもしれません。
心の中ではおおいに反論していいと思います(実際私もそうしています)
相手のイメージ像(この人はこんな性格なのかな?こんなことする背景には何があるんだろう?)を持つように心がける
このことを私は妄想力を高めると呼んでいます。モチベーションが低くなった要因はなんなのだろう?もしかしたら過去に辛い経験をしたのかも?など、目の前の方に対して妄想していきます。場合によっては気になったことについて聞いてみたりもします。
モチベーションの低さの背景を知ることで、イライラすることが少なくなったり、相手の態度を受容できるかもしれません。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました!
私自身、自分の近くにモチベーションが低い方がいるとなんとなく気になったりイライラしてしまう時もあります(特に、自分が力を入れて取り組んでるものだとなおさらです)。
そういった人と関わる必要がなければいいのですがなかなかそうもいきません。実際に関わる必要が出てきた時自分の感情をぶつけたり、相手にダメな人というレッテルをつけたりせずに関わっていくことが相手のためにも自分のためにも良い方法なのではないでしょうか。
それでは!
またね~
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