大学が運営する施設の初回カウンセリングの流れを紹介します!

大学院

こんにちは!こめこです!

心理カウンセリングを受ける際、一番最初に受ける面接のことを初回面接といいます。

初回面接ではどのようなことが行われるのでしょうか?そして初回面接後はどのようにして継続的なカウンセリングに繋がっていくのでしょうか?
今回はそういったことも含めて初回面接について解説していきたいと思います。

初回面接とは

初回面接では、クライエント(カウンセリングを受けに来る人)がどんなことで困っているのか、今までどんな人生を送ってきたのかなど、その人の背景を知るためのことをうかがいます。

私が通っている大学院では、初回面接が終わったら報告書を作成し会議に提出してカウンセリング担当者を決定します。そこから本格的なカウンセリングをスタートさせます。そのため、初回面接では情報収集が大きな目的になっています。
もちろん、初回面接から本格的なカウンセリングをスタートさせる心理士の方もいらっしゃると思います。どのような初回面接になるかは施設・心理職の方針によって異なります。

初回面接中、面接後の流れ・大学院生がすること

初回面接

実際にクライエントと話をするのは有資格者(臨床心理士・公認心理師)の方です。クライエントが記載した相談したいことが書かれた用紙を見つつ、話を聞いていきます。主訴(クライエントが問題だと思っていること・相談したいこと)だけでなく、家族歴・今までどんな学生時代、人生を送ってきたのかなども聞いていきます。

報告書作成

面接が終わると報告書作りにとりかかります。初回面接があると、後日会議が行われるのですが、その際報告書を見ながら会議が進行していきます。その時の報告書を作成するのが大学院生の役割です。

報告書には、主訴(カウンセリングで相談したいこと)や、生育歴・今までどんな出来事があったのか・どんな気持ちで過ごしてきたのか・これからの目標などを記載します。もし、心理査定(アンケートのような選択式の検査や絵を描いてもらう検査があります)を行った場合は査定結果も記載します。

先生との打ち合わせ

報告書の作成が終わったら、初回面接を担当した先生と打ち合わせをします。報告書の内容に不備がないか・付け加えた方が良いことはないかなどを見てもらい、添削してもらいます。その後報告書の修正を行なって会議に臨みます。

発表

作成した報告書を基に会議で初回面接について説明します。会議には大学院生の他にカウンセリング施設に勤務する職員の方や、大学院の先生方がいらっしゃいますので結構な大人数になります。

会議の場で初回面接についての発表・質疑応答を行います。そして、カウンセリングの担当者の決定も行います。

連絡

会議で、カウンセリングの内容が大学院でも扱っていけるものだと判断され、担当者が決まると、担当者からクライエントへ電話で連絡します。
連絡内容は担当者が誰になったのか・何曜日の何時からカウンセリングを行うのかなどです。

日時の約束をしたら後は予約日を待ちます。
予約日までは、報告書を読み返したりどんなふうにクライエントに会っていこうかなどを考えます。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます!

今回は、初回面接についてと、その後の流れについてお話しました。

初回面接はクライエントにとって緊張関係があるものだと思います。また、初回面接でその施設のイメージも固まる可能性があります。ここで不信感を持たれてしまうと、今後のカウンセリングに繋がらない場合もあります。

そういったことに繋がらないためにも陪席の際、失礼のないような態度を心がけることが大切だと思いました。

それでは!

またね~

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